第22章 茨城県域テレビの開局を目指して
2002 年にはブロードバンドという、光回線前の時期一番回線速度が早い時代が到来。
これなら長年培った映像制作の技術とネットの融合で面白い動画サイトが出来ると確信し。
茨城のネット販売サイトの失敗にも懲りず次に県内で初めての動画ストリーミングサイド「茨城県ドット TV 」を開局しました。
県内の観光名所やイベント・祭り等の動画はもちろんライブハウスのコンサートを、全国に生放送したりネット販売も動画で試みたり企画として面白かった自負しています。
その頃、県議会で人口300万にもなる茨城県にテレビが無いことを危惧する発言が出ました。
唯一県域テレビのない仲間であった栃木県がテレビ局を誕生させたことも焦りの理由だったと思います。
私は県の依頼で早速県域テレビ設立に向けた調査を依頼され、各方面に出向いて設立の可能性について奔走しました。
通算3回目の調査依頼で、以前は高額のテレビ塔や放送設備等イニシャルコストに膨大なお金がかかるため2回までは断念しましたが、今回3回目の調査の時代には、インターネットが普及しており、回線の利用で低コストな放送が可能な時代が到来していたのです。
今回こそはと意気込み先進地視察や運営母体の決算書まで詳しく調査し、報告書を提出しましたが、結局栃木県の様な第3セクター方式での設立は、広告収入等の問題から今回も見送りとなりました。
その後県が主体となって、インターネットを利用した県域テレビを開設する運びとなり、以前からネット放送の実績のあった弊社が数年間この事業に参加・協力することとなりました。
現在のいばキラTVの誕生には関われませんでしたが、これまでの調査提案の努力の延長上にあると自負しています。
茨城県民の茨城県民による茨城県民の為のテレビ局開局を夢見て20年・・・私が理想とした運営形態とは程遠いものですが永い永い夢の実現です?
