第3章 人生のターニングポイント
運送業の朝はこれまでの生活とは一変して早朝6時に起きて生活が始まりました。
8時から重い荷物を県内いろんなところに運んでいくため、お腹が空き朝昼晩しっかりと食べられるようになりました。
晩飯を済ませると体がくたくたで 8時になると寝たくなるため、当然朝は無理なく起きられるリズムが整い、体調面では1年半の体たらくからすっかり回復しました。
しかしお金を貯めたら早くアメリカ行くことしか考えてなかったので仕事に対しての情熱や愛着はありませんでした。
そうしたある日、配達先が地元のハローワーク宛の伝票が回ってきました。
私は前記の通り実力もないのに、プライドだけは高いので、就職先を探している時期でも、地元の職業安定所には希望の職種はないと決めつけ一度も行ったことがありません。
配達先のハローワークに荷物を持って昼12時5分過ぎに到着しました。
すると受付で「13時まではお昼休みで印鑑を押す人がいませんので1間後に来てください」と言われました。
いかにもお役所らしい対応です。笑い
次の配達地は再度ここに戻るには遠かったので、仕方なく1時まで待つことにし、時間つぶしに求人票のある部屋に回り、冷やかし半分に求人募集を見まわしました。
するとビックリ!何と英語に興味がある方を募集する求人案内を見つけました。
茨城にも英語が使える会社があったのかと驚きました。
早速翌日運送の会社にお休みを頂き面接に行きました。
30代が中心の若い会社で自由で気さくな雰囲気がとても気に入り、やる気をアピールして
運よく面接した会社に入社できました。
もし11時50分に職安に着いてれば、全く違う人生を送っていたかもしれません。
何の目的も無く、唯見栄と体裁を繕うためにアメリカに渡っていたら、路頭に迷うか、せいぜい皿洗いで生涯を送っていたかもしれません。
人生のターニングポイントとは実に不思議なものですね。
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