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第13章 奇妙な運命
それにしてもこれまでの人生を振り返ると自分の運命は奇妙なのもだと思うことがあります。
生命鑑定から生まれ年、星座占いや血液型まで統計学によるグループ化には、一定の理解はありますが、何でも鵜呑みにするのは危険と思っています。
しかし私の人生を振り返ると、幼少の時から父親が無く、男子としての生き方を教えてもらえませんでした。
中学・高校ともバスケット部に入部しますが、そのどちらでも先輩が辞めてしまい、バスケの技術も練習や試合の方法も自ら考えました。
社会人となり就職をして熟練の経験者から営業を学ぶはずが突然経験者が亡くなり、試行錯誤しながら自身で訪問営業を学びました。
その後、映像会社へと転身しても機械音痴の私がビデオカメラの操作方法から編集まで独学で学びます。
無論社長業においては誰も教えてくれる人は無く、多くの苦い経験をしました。
つまり私の人生は幼少期から学生時代、そして社員を経て経営者となるまで教えを乞う方に恵まれない運命にあるのだとつくづく思います。
友人の中には常に重要な時期に頼もしい先輩や先駆者から適切なアドバイスを貰える人物がいます。
羨ましく不公平に思う時もありましたが、友人の人柄や態度が年上から可愛がられるのだと思います。
当の自分はといえば、先輩に相談をしたり、ましてや頭を下げるなど大の苦手です。
何とか自分も真似をして、年上の方に好かれる存在になろうとしましたが、本来持っている性格が邪魔して無理でした。
やはりこの奇妙な人生は自らが招いているのかもしれませんね。 笑い
